大塚芽衣ブログVol.15【舞台鑑賞の仕方とマナー】
【必見!舞台鑑賞マナー】
バレエ、日本舞踊、ピアノ、演劇、歌舞伎...。
世界にはたくさんの舞台があります。
長い時間をかけて、役者やダンサーが作った努力の結晶。それが舞台です。
DVDとは違う、生で見られるというのはとても幸運なことです。
しかし、その幸運な機会を台無しにするお客さんがいたらどうでしょう。
白鳥の静かな湖のシーンで、斜め前のおじさんがいびきをかいている、
とか、子どもが泣き出すと か。
プロの舞台なら、会場にいる人間全員が同じように、高いチケット代を払い見に来ているのに、
1人 のワガママのせいで、何百人、そして出演者の努力の結晶が台無しになってしまいます。
もしかしたら、知らないでは済まされないことをしてしまっているかもしれない!?
そんなことにはならないよう、マナーを知ってから舞台鑑賞に出掛けてみましょう。
●極力音を出さない
携帯電話や音が出る電子機器の電源を切る事は勿論です。
また、公演中のお喋りも厳禁です。 隣の人とごくごく小さい声で「素敵な人ね」「綺麗ね」と短く端的に囁くのであれば許容範囲かもし
れませんが、
長々と舞台の批評をするのはマナー違反です。
また、咳や鼻水等の音も他のお客様の妨げに鳴ってしまいますし、咳などは、舞台に立つダンサーに
もよく聞こえます。
その場合は、咳止めの薬を飲んできたり、のど飴を用意してこっそり口の中へ入れるなどして、対策
をしましょう。
また、オペラグラスや、ハンカチなどを取り出す際に、ごそごそとバックを漁る音も以外と
よく聞こえますので、必要なものは開演前に取り出しておきましょう。
また、子どもが泣き出してしまった、泣き出してしまいそうな子どもがいる場合、席が自由席の場合
は、なるべく後ろの一番隅の席をとりましょう。
そして、ぐずり始めたら、すぐに退出しましょう。
また、プロの舞台の場合は、小さい子どもの入場をお断りしている場合もありますので、
あらかじめ確認してからチケットをとるのが良いでしょう。
●上演中に入場はしない
基本的に、開演5分前には必ず席についていたいです。
仕事でも学校でも、時間を守ることはどんな人でも日常的にしている筈ですので、
それと同じく、5 分前行動を心がけましょう。
お手洗い等も混雑しやすいので、早めに会場に着いて、
あらかじめ行っておくか、会場に着く前に近 場で済ませてくるか、時間に間に合う方法で対処しましょう。
また、万が一遅れてしまった場合は、会場の案内係の方のエスコートに従います。
その時も足下をライトで照らして、席まで案内してくれますが、案内係の方を見習って、
なるべく他 の方の邪魔にならない体勢で移動と待機をしましょう。
●正しい姿勢・服装で鑑賞しましょう
鑑賞する際は、椅子に背をぴったりつけて鑑賞しましょう。
疲れてくると前のめりになったりする人がいますが、それをしてしまうと、
後ろの人は舞台がまった く見えなくなってしまいます。
また、後ろの人の邪魔になりますので、帽子は外しましょう。
それと同じ理由で、女性も髪型をオシャレなお団子や爆発ヘアなど、
ボリュームのある髪型は避けま しょう。
バレエのレッスンをする時のようなお団子でしたら許容範囲だと思います。
髪をまとめるのなら、なるべく下の方でお団子にするか、いっそ髪をおろすかするのが一番良いと思 います。
●ホール内は飲食禁止
さきほど、こっそりのど飴を...。と書かせていただきましたが、
ホール内は基本的に飲食禁止です。 それを念頭に置きましょう。
飲み物を飲むのも、鑑賞の邪魔になりますので、遠慮しましょう。
ロビーではもちろん平気ですので、休憩時間の時にロビーに出て、飲み物を飲むのが良いでしょう。
その際も、5分前行動を忘れずに!
今回はビギナー向けの鑑賞マナーを紹介させていただきましたが、
いかがでしたでしょうか?
慣れないうちは、堅苦しいと感じる事があるかもしれませんが、慣れてくると、
パフォーマンスに熱中できるようになります。