• 2023/02/27
  • 溝の口本校関連

【あなたの長所を見つけて欲しい】バレエコンクールを応援して感じたこと

【あなたの長所を見つけて欲しい】
本日は日本橋にて、バレエコンクール。生徒達の応援に行きました。

全体的な感想ですが、コンクールは毎回独特な雰囲気がありますね。
また、クォリティも、やはり各学校を代表して参加してくるような生徒達です。
しっかりレッスンを重ねて今日を迎えたのだろうなという感じがしました。


今回参加を決意した生徒は3名。
ご挨拶、お辞儀、どの子も礼儀作法がしっかりとした丁寧で人間性がとても美しい生徒達。
アキバレエスタジオを代表して参加するに恥じない、素晴らしい品位を持った生徒達です。

また、会場でお話ししたお母様方も皆様丁寧で素敵な方ばかり。
ついついお母様方とも楽しく話し込みながら生徒達の結果を待っていました。
本当に、心の底から応援。


ここからは、個人的な感想と、一応コンクール審査員(音楽ですが)仕事を毎年各所で頂いている中で
ずっと一貫して伝えてきたことも踏まえて、生徒たちが更に未来に羽ばたいていってもらえたらなーと思い書いてみたいと思います。


コンクールにおいての絶対的なポイント

芸術分野において、ある一定基準を見定めるのは一つのポイントです。
基本技術がしっかりした上で、さらに踏み込んで、その作品が作られた時代背景や、作者(作曲家や作家の意図)を解釈した上で
それをいかに忠実に再現、表現するか。
それは、全てのクラシック分野に共通した部分だと思います。クラシックは脈々と先人たちが受け継いできた伝承芸術とも言えますね。
バレエにおいても、作品の背景や役柄を理解し、基礎を忠実に再現しながらしっかり表現できているか?
がポイントではないかと思います。

今回、舞台上でコンクール審査員の先生方から直接の講評がありました。
その時に気づいたことですが、
見てくれの技術などを指摘するではなく、
全てにおいて「引き上げ、腹圧の意識や体幹の意識」など、よくレッスンで聞こえてくるような部分を指摘されていた点からも
やはり見られるべきポイントは基本の基」にあるのかなと感じました。


基礎技術を高める。

これは考えてみるとほとんどのジャンルでの共通事項ですよね。
音楽の分野でも勿論(作曲であれば、例えば美しいハーモニーを作る場合和声における禁則を知っておく必要があったり...楽器であれば、演奏するための基本的な姿勢、運指の基本型...などなど、ここで音楽一つでも色々あり過ぎて、本当に長くなるので避けますが笑)

スポーツにおいても、
例えばサッカーであれば、止める蹴るの技術が優れている選手こそが一流、
野球であれば素振りの反復が基礎技術の基本でしょうし、
私が10代の頃ずっとやっていた陸上でもフォームの基本を(姿勢、足の使い方、着地の意識まで)何度も叩き込まれました。

こういった基礎を高めるという部分は、日々の努力の繰り返しだと思いますし、
日々のレッスンで何度も何度も反復して意識する中で、絶え間ない努力は必要ですがどのようなジャンルにおいても基本の基は共通してますね。
きっとしっかり身についていくポイントだと思います。
全体的な基礎技術を、磨くことこそが、
大きな進歩につながると思って、しっかり参加した生徒たちは、明日からのレッスンで先生方に教わり、
よりレベルアップを目指して欲しいですね。



そして、もう一つ、意識しておくべきポイントも書きたいと思います。

あなたの長所はなんだろう?

大事なことは、外の世界に踏み出し、同世代の子達のレベルを知る中で、
自分のできた部分(長所)をポジティブに捉える事。


これは、大人の世界でもそうですが、社会に出ると千差万別。
全国から色々な人が集まる中で、競い合って仕事をしなきゃいけないので、
ある意味今日のコンクールよりも、もっともっと大きく、過酷な生きていくための全国大会が待っています。

勿論全てのスキルにおいて圧倒できれば良いのでしょうが、実績優秀な人間もいれば、経験豊富なベテラン、
どこかの分野に特化したスペシャリスト、とにかく負けん気の強い人や、無尽蔵な体力やフットワークの軽い人、
物事に動じないメンタルお化けなんかもいて、色々な人と競い合いながら自分の価値を示していく中で、
どんな場面、状況でも、自分を生かす術を見つける事は本当に大事。


今日見つけた自分の長所はどこだろう

今日は他のスクールの選ばれた生徒達の踊りを間近で見る機会がありました。
この中で自分がこの中でも出来たと思え得た部分はどこかな?

「表現力?ダイナミックさ?技術?強心臓?安定感?」

自分を見つめ直し、自分のことを知って、これだけは人には負けない。
ストロングポイントを一つでも多く見つけて欲しいと思っています。

人には負けないストロングポイントを見つけ出し、しっかりその部分を磨き上げていくことができれば、

きっと芸術の分野においては特に大切な、

「人に感動や感激を与えるために必要となる大事な要素」が見えてくるはず。



今日のコンクールは勝ち負けだけではなく、
一つでも多く自分がこういった沢山のライバル達がいる場面でも、しっかり輝ける部分を見つけてくれたら良いなと感じました。


そして、私個人としてはうちの生徒みんな1人1人しっかり光ってましたよ。

入賞できた子、チャレンジして何かを得た子、本当にみんなよく頑張りました。お疲れ様でした。
ご指導引率いただいた先生方、
ご声援いただきました保護者様方も本当にありがとうございました。

素敵なチャレンジを見せていただきました。




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