田中月乃さん、『ローザンヌ国際バレエコンクール』で2位に入賞
田中月乃さん、『ローザンヌ国際バレエコンクール』で2位に入賞。
これがトップニュースに上がっていましたので、紹介したいと思います。
2022年1月31日から開催された『第50回ローザンヌ国際バレエコンクール』
で、田中月乃さん(タンツアカデミーチューリッヒ)が
「第2位」と「ベスト・スイス賞」を受賞しました
「夢のようで信じられない」
「完璧とまではいかないが、夢の舞台で踊れたのですごく楽しかった」
以上が田中さんのコメントだそうです。
田中さんは、身長156センチと、最終選考進出の20人の中で最も小柄ながら
エネルギーあふれる演舞で存在感はピカイチだったそうです。
身長だけがバレリーナ の条件ではない。
どうしても日本人は世界に比べると身長では劣ってしまいますが、
多くの日本人バレエ女子に、勇気を与えたのではないかと思います。
簡単な経歴がニュースに書かれていたので抜粋すると
東大阪がご出身、バレエ教室はYOKOクリエイティブバレエ。
バレエ教師の吉田洋子先生、お手製の衣装で本番に臨んだとのことで、先生の愛情も感じますよね。
50年の歴史を持つ由緒ある『ローザンヌ国際バレエコンクール』。
ダンサーにとり極めて栄誉な受賞です。
日本で、バレエに関わる私たちにとっても大変嬉しいニュースです。
●『ローザンヌ国際バレエコンクール』とは
『ローザンヌ国際バレエコンクール』
は、15歳から18歳までのプロを目指すバレエダンサーを対象とした国際コンクールです。
スイスの舞踊振興財団(Fondation en faveur de l'Art chorégraphique)により、1973年から毎年開催されています。
※2022年は39カ国から376人の応募がありました。
376人というだけでも、非常に多くの応募ですが、世界各国からよりすぐりの376名。
と考えると大変狭き門ということがイメージできるかと思います。
将来性を審査
『ローザンヌ国際バレエコンクール』は、ダンスの結果のみで審査するコンテストではなく、若手ダンサーのキャリア形成につながる道筋を開くことを大きな目的にしています。
審査内容は、「バレエダンサーとして成功する能力」があるかどうか。
「ダンサーとしての未来」「プロダンサーとして生きていけるかどうか」を審査するのです。
●審査内容
1~4日間は、「レッスンの様子」を審査員が採点。
5日目は、「クラシック(古典)とコンテンポラリー(現代舞踊)」を舞台上でソロ発表。
全5日間の審査結果から決選に進む「ファイナリスト(最大20名)」を選抜。
プロダンサーの登竜門として
これまでの受賞者は約70名。
バレエダンサーの「吉田都」さん、「熊川哲也」さん、「上野水香」さん、「中村祥子」さんらが受賞しています。
世界的に活躍しているプロダンサーの多くが『ローザンヌ国際バレエコンクール』の受賞者です。
その才能を発掘する『ローザンヌ国際バレエコンクール』。
上位入賞した人には、バレエ学校への海外留学・研修等のチャンス(情報提供や交渉サポート、奨学金等)を与えられ、
海外のバレエ団でプロとして活躍する扉が開かれます。
今週末はいよいよ当スクールの生徒らもバレエコンクール挑戦
今週末、当スクールの生徒もコンクールチャレンジを行ないます。
特別クラスで全員半年間じっくり磨きをかけてきました。
努力の成果が出ることを期待しています。
悔いのないようしっかり、自分を表現してもらいたいですね!
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