名ダンサーシリーズ「熊川哲也」
世界で活躍する日本のバレエダンサーと言えば熊川哲也さんですよね。
1972年3月5日生まれで42歳の現在でも現役ダンサーであり、振付家としても活躍しています。
従弟の高橋宏尚さんが現在英国ノーザンバレエシアタープリンシパルで、
そこから影響をうけてバレエを習い始めました。
14歳の時に講習会に参加し、世界で知られるバレエ教師のハンス・マイスターに才能を認められて、翌年には英国ロイヤルバレエ学校に留学しています。
英国ロイヤルバレエ学校に留学に在学中、当時ソ連ペテルブルクのマリインスキー劇場で日本人として初めて熊川哲也さんが踊りました。
その翌年にはローザンヌ国際バレエコンクールに出場し、日本人として初めて金賞を受賞し、才能あるバレエダンサーしか出場することができないコンクールでその実力は絶賛されました。
2年後の1989年に東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、
同じ年の7月に英国ロイヤル・バレエ団最年少でソリストに選ばれました。
1993年にはプリンシパルに選ばれ、外人には負けない体のバネをいかした滞空時間の長いジャンプに、切れ味の鋭い回転が世界で絶賛され、『ドン・キホーテ』など様々な作品に出演してきました。
1999年にKバレエカンパニーを設立し、ダンサーとしてだけではなく、振付家、芸時術監督として舞台の演出まで手がけ、年間約10万人の観客を動員するほど日本でも人気があります。
2003年はKバレエカンパニーの附属バレエスクールもできて、若いバレエダンサーも育てています。
日本人であれば、誰もが知るバレエダンサーではないでしょうか。
この国にバレエというジャンルを広く根付かせた貢献度は本当に素晴らしいです。