三大バレエ作品の一つ、白鳥の湖について
こんにちは!
今回は、三大バレエ作品の一つ、白鳥の湖についてお話します。
まず、白鳥の湖のあらすじをご紹介します。
序章では、オデットが花を摘んでいると、悪魔ロットバルトが現れ白鳥の姿に変えてしまいます。
第一幕。ジークフリード王子の21歳の誕生日を祝うパーティーが開かれています。王子の友人達が祝福の踊りを踊る中、王子の母が現れ、明日の王宮の舞踏会で花嫁を選ぶように言います。まだ結婚をしたくない王子は物思いにふけり、友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに向かいます。
第二幕、白鳥たちが泳いでいると、月の光が差し込みます。白鳥達は月の光を浴びると人間の姿に戻れるのです。
その中でひときわ美しいオデット姫に王子は引きつけられます。
夜の間だけ人間の姿に戻れる彼女達の呪いを解く唯一の方法は、男性に愛を誓ってもらうことでした。それを聞いた王子は、明日の舞踏会に来るようにオデットに言いました。
第三幕。各国の踊りが披露される中、悪魔の娘、オディールがオデットの姿に化け舞踏会にやってきます。
王子は彼女がオディールだとは気がつかずに婚約を申し込みます。その様子を見たオデットはひどく悲しみ湖へと走ります。
悪魔に騙されていたことを知った王子は嘆き、オデットの元へ向かいます。
第四幕、破られた誓いを嘆くオデットに王子は許しを請います。そこへ現れた悪魔に王子は立ち向かいます。見事悪魔を打ち倒しますが、彼女達の呪いは解けません。
絶望した王子とオデットは湖に身を投げ、来世で結ばれるのでした。
とっても悲しいお話ですよね。
実は物語りの終わり方はバレエ団によって様々な演じ方をされています。
例えばロシアのバレエ団では、オデットの魔法が解け、王子と二人で幸せに暮らすというもの。
はたまた別のバレエ団では、王子もオデットも死んでしまうというもの。
バレエ団によって異なるエンディングを迎えているというのは面白いですよね。ぜひバレエ団によって演じられかたの違う白鳥の湖を観てみてくださいね!そしてお気に入りのバレエ団を見つけてみてください!☆
さらにもう一つの見所。それは一人二役で演じられるオデットとオディールです。
対照的な二つの役を、ダンサーは見事に演じきります。全く性格の違う二人を一人で踊り分けるのはバレリーナにとってとても大変なことです。
また、オディールは32回連続のフェッテなど超技巧も含まれて、優雅さと演技力、表現力、技術、体力すべてに高いレベルが求められます。
いつか舞台で踊れたら素敵ですよね♪
日々レッスンを受けることも大切ですが、プロのバレエ団の公演を観に行くのもとってもいいお勉強になります。
学生さんは学生席も用意されているところもあるので、活用してみるといいかもしれませんね。
ぜひ皆様足を運んでみてください!